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シワができる原因は?シワの種類とシワ対策にできることを紹介

目元や口元にできるシワは、老けた印象を与えてしまいます。「シワは年齢を重ねると自然にできるもの」と思われがちですが、シワの原因は実は加齢だけはありません。シワを防ぐためには、まずは原因を知る必要があります。シワができやすい部位やその対策を含めて、詳しく見ていきましょう。


シワができる原因って?


シワの原因は加齢だけではありません。主なシワの原因は「弾力低下」だといわれています。まずはシワができる原因を知っておきましょう。


弾力低下の原因として、次のようなことが考えられます。

  • 加齢による肌の弾力低下

  • 気温や湿度低下による乾燥

  • 紫外線ダメージ

  • 表情のクセ

  • ストレス

それぞれ詳しく見ていきましょう。


加齢による肌の弾力低下

年齢とともに変化する肌状態は、女性ホルモン「エストロゲン」の減少が関係しています。エストロゲンは「美肌ホルモン」とも呼ばれ、コラーゲンやエラスチンの生成をサポートする働きがありますが、年齢とともに分泌量は減少します。

加齢とともに肌の水分やコラーゲン、エラスチンが減少することで、肌のハリが失われてシワができるのです。

加齢が原因のシワを防ぐことは不可能ですが、他の原因を取り除くことで若見え肌を目指せるでしょう。水分やコラーゲン、エラスチンの減少による影響を抑えるために、乾燥や紫外線の対策を徹底することが大切です。


気温や湿度低下による乾燥

気温や湿度が低い環境では、肌の水分が奪われて乾燥しがちになります。乾燥によって肌のキメが乱れることで細かいシワができるのです。肌が乾燥状態になるとキメが乱れ、細かいシワ(ちりめんジワ)ができます。


間違った洗顔や摩擦によって肌が乾燥すると、肌のハリが失われて細かいちりめんジワができてしまいます。気温や湿度が低下する季節や長時間エアコンのついた室内では、肌の乾燥に十分注意しましょう。



洗顔のときに目元をゴシゴシこすったり、洗浄力が強すぎる洗顔料を使ったりすると、シワだけではなくシミもできやすくなります。また、花粉症によって目がかゆくなることでゴシゴシと強くこすった場合にも、目尻にシワができるおそれがあります。


ちりめんジワは、適切なケアで改善が期待できますが、放置すると深いシワへと進行するおそれがありますので注意しましょう。


紫外線ダメージ

肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンを破壊する紫外線。紫外線を浴びると、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンが減少してしまいます。紫外線より波長の長い『近赤外線』に長時間にわたって無防備な状態で浴び続けると、シワがさらに深く刻まれることになってしまいます。


紫外線や近赤外線は、肌の奥までダメージを与えるため、深いシワや細かいシワが多数できやすくなるのです。浴びる時間が長いほど肌ダメージが大きくなり、シワだけでなくシミやくすみも引き起こしてしまいます。


表情のクセ

肌の乾燥によってシワができ始め、そこに表情のクセが重なることで深いシワや小ジワができます。気がつくと眉間にシワを寄せている方、よく笑う方などは表情のクセによるシワができやすいでしょう。


ストレス

パソコンやスマホの操作によって目を酷使すると、目の周りの血行が悪くなります。その結果、肌の栄養や水分が不足して状態が悪くなり、シワができやすくなるのです。特に長時間のデスクワークが日課の方は、目尻のシワに悩まされやすくなります。


暇があればスマホを見ている方やテレビゲームに熱中する方も、目の酷使によって目尻にシワができやすいため、こまめな休憩を心がけることが大切です。


また、ストレスという観点では、肌ストレスもシワがおこる原因になります。スキンケアで肌を擦ったり叩いたりすると、肌に強いダメージを与えて乾燥ジワを招いてしまいます。肌に合わないスキンケアやコスメを使い続けるとバリア機能が低下し、肌の水分量が減少します。その結果、乾燥小ジワを進行させてしまいます。



シワの種類


一言で「シワ」といってもさまざまな種類があります。ここでは、シワの深さや原因に分けてシワの種類をまとめました。


  • 表皮ジワ:表皮にできたシワのこと

  • 真皮ジワ:加齢や紫外線による肌の変化によってシワの溝が深まったもの

  • 表情ジワ:表情のクセによって刻まれたシワ

  • 乾燥ジワ:乾燥によって肌表面のキメが乱れることでおこる小ジワ

  • 紫外線ジワ:紫外線の影響でコラーゲンやエラスチンが減少することでおこるシワ


それぞれ詳しく見ていきましょう。


表皮ジワ

肌は、表面から順に表皮、真皮、皮下組織で構成されています。表皮ジワとは、主に口元や目尻にできる浅くて細かいシワです。「ちりめんジワ」や「小ジワ」とも呼ばれます。加齢によって皮脂量が減少し、肌のキメが乱れて、細かいシワができるのです。


真皮ジワ

真皮は、表皮よりも肌の奥にある層を指します。真皮性しわは、表情運動が繰り返し行われることで引き起こされます。下まぶたやほうれい線など広範囲にかけてできる深いシワが特徴です。


真皮性しわの原因は、肌にハリをもたらすコラーゲンや肌の弾力に作用するエラスチンの劣化・減少です。更年期には、肌の健康に深く関わる女性ホルモンのエストロゲンが減少します。その結果、肌の弾力やハリがなくなりシワができやすくなってしまうのです。


表情ジワ

表情ジワとは、表情の変化によって生じるシワ。真皮シワの一種です。表情筋と垂直の方向に刻まれる小じわ、加齢によって生じる口の周辺や顔の輪郭にできる大じわの2種類があります。


目尻、口角、眉間など、よく動かす部分にできやすい特徴があります。コラーゲンやエラスチンが減少した緩んだ肌で表情運動を繰り返すことで、一度できたシワが戻りにくくなることでできてしまいます。


10〜20代の肌はハリがあるのですぐに戻りますが、年齢を重ねると皮膚の弾力が失われるので、跡が定着してシワになります。


乾燥ジワ

乾燥ジワとは、肌の水分や油分が減少することで生じるシワです。主に肌の乾燥が原因です。皮膚が乾燥すると角質層が剥がれやすくなり、隙間から水分が蒸発するため、しわが発生しやすくなるのです。


小じわは若い年代の方でもできます。ただ、シワの中でも初期の段階なのがこの乾燥しわのため、高保湿なスキンケアによって予防ができます。また、若いうちは肌に弾力があるため、しわができても一時的なものにとどまります。


加齢に伴い肌が老化すると肌の弾力も落ちてしまうため、一度できた小じわが元に戻りにくくなってしまうので、注意が必要です。


紫外線ジワ

紫外線ジワとは、紫外線による肌ダメージが原因のシワです。紫外線は表皮の内側にある真皮の細胞を破壊するため、紫外線対策を怠ると深いシワができやすくなります。


紫外線によるダメージを受けると、コラーゲンやエラスチンを生み出す細胞の数が減少し、そもそも作り出せなくなります。その結果、コラーゲンやエラスチンが減ってしまい、重力に負けて皮膚がたるみ、肌にシワが生じるのです。


部位別のシワの原因


続いてシワの原因を部位別に詳しくみていきましょう。シワは、どのような場所にできやすいのでしょうか。顔の印象に与える影響とあわせて詳しく紹介します。


1. 目の下

目の周りは皮膚が薄く皮脂が少ないため、乾燥してシワができやすい部分です。クレンジングで強くこすることで乾燥が加速したり、長時間のパソコンやスマホの操作によって目が疲れることで血行が悪くなったりして、肌の代謝が低下してシワができやすくなります。


これはいわゆるちりめんじわと呼ばれる小ジワで、将来、実年齢よりも老けて見えるおそれがあるため、今日から対策を始めることが大切です。


2. おでこ

おでこは紫外線や乾燥などの影響を受けやすく、表情筋の影響によるダメージも受けやすい部分です。


年齢と共に目があきづらくなることがある眼瞼下垂になることがありますが、それを補おうとして目を大きく開けるとおでこの筋肉が緊張してしまい、シワが深く刻まれていくことも珍しくありません。おでこを上下に動かすクセがある方も小じわができやすくなりがちです。


また、皮脂によるテカリが気になってあぶらとりフィルムやティッシュで過剰に皮脂を取り除いてしまうと、おでこが皮脂不足になり、乾燥して小ジワができることもあります。


おでこの深いシワは老けた印象を与えやすいので、特に対策をしたい部分ですね。


3. 眉間

眉間にシワが寄ってしまうクセがある方はシワが深くなりがちです。


  • 長時間のスマホ使用

  • 遠くの物を無理やり見ようとする

  • 考える時に眉間にシワを寄せる癖がある


このような方は、眉間シワに注意が必要です。また、眉間は、おでこと同様に紫外線、乾燥、表情の影響を受けやすい特徴がありますので、そちらの対策も一緒に行うことが大切です。


4. 首・口元

顔よりも皮膚が薄くデリケートな首は、顔よりも皮膚が薄く乾燥しやすく、シワができやすい部位です。汗をかくことで肌表面の水分が奪われて乾燥が加速します。加齢によるコラーゲンの減少で皮膚の弾力が失われると首の皮膚が薄くなったり、下を向く姿勢を長時間続けたりすることで、シワが目立つ場合もあります。


ほうれい線は加齢による筋肉の衰えや紫外線による肌弾力の低下が原因で、口元の細かいシワは乾燥が主な原因です。口元は顔の中でも動きが大きく、脂肪が多いため、たるみやすい特徴があります。


5. 目元・目じり

目の周りの皮膚は薄くダメージを受けやすいため、丁寧な保湿ケアが必要です。加齢とともにシワひとつひとつが深くなり、さらに目立つようになります。


年齢が出やすいといわれる目元は、疲れた印象や老けた印象を与えやすい部分です。皮膚が薄く摩擦や乾燥に弱いのが特徴で、笑ったり表情による動きも多いところであるため、小ジワができやすいとされています。


同じように目じりも年齢サインが出やすい場所です。目じりのシワは、細かくて浅いことが特徴です。


シワ対策にできることとは?


年齢肌を感じさせるシワは、防げるなら防ぎたいですよね。また、すでにできたシワを目立たなくする方法も気になるはず。ここからは、シワの予防方法と対処法について詳しくみていきます。


保湿を徹底

しわは化粧品を使って改善できる可能性があります。化粧品によるしわの改善方法は、表皮性しわと真皮性しわで異なります。表皮性しわの場合、丁寧な保湿をして肌のきめやターンオーバーを整えることで、改善できる可能性が高いです。


ターンオーバーとは、日々肌が生まれ変わるサイクルのことを言います。ターンオーバーのサイクルを改善できれば、比較的しわを目立たなくさせることが可能です。


肌の水分量が多くなると皮膚の弾力は高まり、シワができにくくなります。特に目元や口元の乾燥ジワは、保湿によって予防できますし、保湿を徹底することで角質の乾燥をなくすことができるため、ターンオーバーのスピードを正常化できます。


真皮性しわの場合は、コラーゲンやエラスチンに関する成分が含まれたクリームや美容液を使うことが重要です。


紫外線対策

しわやたるみを対策・予防するためには、紫外線対策が重要です。


しわの中でも深刻度の高い真皮性しわは、紫外線によって体内のコラーゲンやエラスチンなどが減少することで発生します。


紫外線は表皮性しわの原因となる乾燥も引き起こします。紫外線にはいくつかの種類がありますが、特に肌の深くまで届くUVAがしわの原因になりやすいです。皮膚の深い位置にまで達したUVAはコラーゲンやエラスチン等の物質を作る維芽細胞にダメージを与えます。


UVAの攻撃によって弾力を失った肌は、しわやたるみなどのリスクが高くなります。日焼け止めは屋内にいても使用し、こまめに塗り直しましょう。また、外出時には帽子・サングラス・日傘などを使用して紫外線対策を行うのが重要です。


普段の生活のケア

不規則な生活は、肌の調子が悪くなる原因のひとつです。良質な睡眠や適度な運動を心がけ、ストレスを溜めないことを心がけましょう。


また、表情に癖があると、表情ジワができやすくなります。老眼や度の合わないメガネなどをしていると無意識に眉間にシワをよせていることもありますので、なるべく眉間やおでこに力を入れないように意識してください。


無意識のうちにできるシワには、フェイスマッサージで顔のシワをほぐすのが効果的と言われています。加齢によって生じやすいシワも、たるみ肌を引き上げるマッサージを行うのがおすすめです。


また、シワ対策に役立つ美容液を日々のスキンケアに取り入れましょう。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸やセラミドなど、肌のうるおいや弾力を保つ成分を配合した美容液がおすすめです。


シワに有効な成分が配合されているスキンケアサプリメントを使う

コラーゲンは分子が大きく肌にうまく馴染まないので、肌の表面から塗り込むケアでは高い効果が見込めません。コラーゲンを作る線維芽細胞や、線維芽細胞を作る真皮幹細胞そのものをサプリメントなどで増やすことで、体の内側からコラーゲンの増大を狙えます。




まとめ

加齢とともに増えるシワ。エストロゲンが少なくなると、肌の弾力やみずみずしさが失われ、シワができやすくなってしまいます。


老化は自然なことですが、「このシワがなければいいのに……」と思う女性は少なくないでしょう。肌は加齢とともに表情筋が衰えたり肌が乾燥しやすくなったりするため、普段のスキンケアでしっかり保湿しましょう。


それだけでは不安な方は、さらに保湿力の高いクリームなどを加えましょう。ボトックス治療などで余計な筋肉の動きを止めることも有効です。


シワを完全に防ぐことはできませんが、日々のスキンケアや生活習慣を見直すことがシワの進行を防ぐポイント。できてしまったシワも、スキンケアや生活習慣の見直しで大きな悩みになるのを防げることもあります。諦めずに実践してみてください!




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